今回のうんちくはいつもとはちがいますが。一休み的な雑談です。
シャンパンの??です。
下らない雑談でも、知ってるとワインがおいしくなる。どうせだったらおいしく飲んだ方がいいでしょう。
よく結婚式の乾杯で使われるシャンパンのグラスはたいてい平べったい形のグラス。coupe(クープ)型って言われるタイプ。でもあのグラスだと実はシャンパンの本来の楽しみのひとつである泡が楽しめなかったりする。やはり立ち上る泡を楽しむにはflute(フルート)型のグラス。細かい綺麗な泡がグラスの底から湧き上がってくる様を見るのがいい。じゃあ、なんで結婚式に使わないかっていうと、ただたんに式場側の都合でしょう。
フルート型だと注いだときに泡が立っちゃって、一気に注げないことや単に難しいという理由で、結婚式やパーティではクープ型がよく使用される。
それとは別に、ただ単にシャンパンをカクテルに見立てた印象も日本人には強いのかもしれないと考えられます。
シャンパン・メーカで販売促進として配るグラスには、底に細かいキズが入っていて、泡が立ちやすいと聞いたことがある。グラスをのぞいたぐらいでは分かりませが、泡はキレイに立ったような気がします。もちろんタダでくれる物だし、泡もキレイに出るんでいいんだけど、名前が入ってるの
がちょっと気になります。逆にペリエ・ジュエ社のベル・エポックのグラスだったらお金を出しても欲しい。エミール・ガレのデザインによるアネモネの
花が描かれている。昔はたくさん配ったらしいんだけど、今はやってないとか。ボトルと同じくすごいステキです。まぁすぐ割れますけど。
シャンパンのコルクはマッシュルーム型をしています。シャンパンの瓶内の気圧はだいたい5〜6気圧。もちろん法律で定められている。だから普通のコルクよりしっかりしたコルクでないと飛び出してしまうため。シャンパンを開けたときにマッシュルームのようにならない場合は飲まなくとも外れだと思います。ガスが抜けてダメになってしまってる場合がある。コルクは下側に広がっていくと正常。もちろん長く瓶熟したシャンパンのコルクはマッシュルームになりにくいので、コルクは3層構造になっている。目の違うコルクを組み合わせて炭酸ガスが外に漏れにくくするためらしいです。
コルクを抜くときに空に向かって勢いよく栓を抜くのもいいけど、シャンパンを飲むために開けるなら、それはやらない方がいい。ポンッと音を立ててコルクを抜くのが当たり前のような気がするけど、ホントは行儀が悪いのでやめましょう。危ないしね。コルクの上から布をあてて、飛び出さないように押さえつける。そしてゆっくりとコルクを回転させると中のガス圧で自然とコルクが持ち上がってくる。結構力をかけないと飛び出してくるから気をつけてある程度まで持ち上がって来たら今度はコルクを傾ける。そして薄くすき間を作ってやって、そこからガスを逃がす。プシューッという小さな音が出たら成功。小さければ小さいほどいいとされている。「淑女のため息」なんて言われています。プロみたいでかっこいいです。
コルクを抜いたらあとは飲むだけ。フルートグラスに立ち上る泡を楽しみながら、ワイン・クーラーで!!冷たくして飲むワインは徹底的に冷やして飲む
べき。だけど高級品はあまり冷やしすぎない方がいいです。熟成が長い物、本来の香りが出て来にくいので、すこし馴染ませてから飲むと美味しいですよ。
普通のシャンパンだったらしっかり冷やした方がおいしいです。
泡は長く長く出つづけた方がいいです。もちろんその方がおいしいです。夜に二人で飲み始めて、グラスに残ったシャンパンから翌朝最後の泡が立ち上るというのが理想的だそうで・・・まぁ無理ですが・・・・・。
でもシャンパンって、ワインの中でもいかにもお祝いやパーティという気分になりますよね。
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